ガウディの生誕地レウスで建築家の原点を知る
バルセロナのサグラダ・ファミリアで世界的に知られていカタルーニャを代表する建築家アントニ・ガウディ。その生誕地がレウスという小さな街であることを知っている人は多くないでしょう。レウスの中心に位置するガウディ・センターは、彼の生涯と建築哲学をわかりやすく紹介する拠点であり、観光案内所も兼ねているため、レウス観光のスタート地点として最初に訪れたい施設です。
館内は最新の展示技術を取り入れ、ガウディの設計思想を多角的に紹介しています。代表的な建築の模型や、当時の資料、インタラクティブな映像体験を通して、彼が自然からインスピレーションを受け、独自の構造やデザインを生み出していった過程を理解することができます。特に、完成しなかったプロジェクトの模型やスケッチは興味深く、彼の構想力の幅広さを感じることができるでしょう。ひとつひとつの展示を眺めていくと、彼が単なる建築家ではなく、自然と科学、芸術を融合させた先駆者としての姿が浮かび上がってきます。
また、ガウディ・センターはメルカダル広場に面した場所にあり、斜め向かいにはモダニズム建築を代表するカサ・ナバスもあります。また徒歩で数分の場所にはガウディの生家も保存されており、ガウディが育った環境や時代背景を肌で感じることができます。館内の展示を見てから街に出れば、ガウディが生きた時代の美しい建築や芸術的な装飾要素を見つけられるかもしれません。こうした体験は、建築ファンだけでなく一般の旅行者にも「目からウロコ」の気づきを与えてくれるでしょう。
アクセスはバルセロナからクルマでおよそ1時間半。AP-7号線でタラゴナ方面に進み、内陸へ入るとレウスの中心に到着します。旧市街には公共駐車場が整備されており、クルマを停めてから徒歩で向かうのが便利です。メルカダル広場に面して建つため、街歩きの途中でも見つけやすい立地にあります。施設は観光案内所を兼ねているので、地図や最新のイベント情報も入手でき、旅の拠点としても役立ちます。
Location / Address
43201 Reus (Baix Camp), Tarragona
photo:©plusroadtrip
