1992年五輪のレガシーを日常に活かすセグレ川沿いのウォータースポーツ拠点
ラ・セウ・ドゥルジェイ市街の南側、セグレ川沿いに整備されたセグレ・オリンピック公園(Parc Olímpic del Segre)は、1992年バルセロナ五輪のカヌー競技会場として整備された施設。大会終了後もその設備は維持され、現在ではウォータースポーツを中心としたアクティビティ拠点として活用されています。
施設の中心となるのは、セグレ川の自然河川を活かして造られた人工コースで、水流調整システムによって流速や難易度をコントロールできる構造になっています。この公園は、現在もプロ選手のトレーニング拠点として使用されており、競技者にとっては実戦に近い環境での練習が可能です。それと同時に一般利用者が同じ空間でアクティビティを体験できるという点も魅力になっています。セグレ・オリンピック公園では観光客向けのプログラムも用意されており、専門的な知識がなくても参加可能です。


この施設は、しばしば「ラフティング・パーク」とも呼ばれていますが、単なる体験型レジャー施設ではありません。オリンピックという国際大会のレガシーを、地域のスポーツ文化として定着させてきた実例でもあります。大会後も競技施設を維持し、日常的に使い続けるという選択は、ラ・セウ・ドゥルジェイという町の方向性をよく表しています。

セグレ・オリンピック公園を訪れたら、周辺環境にもぜひ注目してみましょう。セグレ川はピレネー山麓から流れ出る河川であり、山岳地帯と内陸部をつなぐ自然の軸となっています。ウォータースポーツを行わなくても、川沿いを歩きながらこの地域の地形や水の流れを観察することができます。市街地からの距離も近く、クルマでの立ち寄りもしやすい立地にあるので、旧市街やサンタ・マリア大聖堂とあわせて訪れ、宗教都市としての側面、そしてスポーツを軸にした現代的な町の姿を同時に楽しむことができる場所になっています。
Location / Address
25700 La Seu d’Urgell (Alt Urgell), Lleida
photo: ©plusroadtrip
